2020年も残すところ、あとわずかとなりました。
そんな年末の恒例イベントといえば、「買ってよかった物」の紹介です!
皆さんがキャンプギアを選ぶ際に重視しているポイントはどんなところでしょうか?
携帯性やお値段、デザインなどなど、優先順位は「どんなキャンプをしたいのか」でも変わってきます。
今回は、荷物をほとんど積めない車『S660』でキャンプしている私が選ぶ「2020年に買ってよかったキャンプギア」をベスト10のランキング形式で発表します。
「コンパクトさは大切だけど、寝心地や使い勝手を妥協したくない」という視点で選んでいますので、同じようなキャンプスタイルの方は参考にしながら、スタイルが全く異なる方はその違いを楽しみながら見てみてください!
もくじ
第10位:BUNDOK ソロティピー BDK-75
第10位は、S660キャンプをするために買ったキャンプ道具でも紹介しましたBUNDOK(バンドック)の1人用ワンポールテント『ソロティピー BDK-75』です。
私がBUNDOKにベタ惚れすることになったきっかけとも言えるギアで「軽い!小さい!」と、とにかくコンパクトな点がお気に入り。
そして設営も「四隅をペグダウンして中央のポールを立てるだけ」と凄まじく簡単で、インナーテントもバックルとフックでパチンパチンと繋げればOKというお手軽さです。
この小ささ・手軽さに加え、お値段も1万円ほどと手ごろなことから、ソロキャンプ用のテントが欲しいと相談を受けた時には必ずおすすめしています!
欠点を挙げるとすれば、入り口が1つしか無く、ベンチレーター(空気穴)もそこまで大きくないことから熱がこもりやすく、夏だとサウナのように暑くなってしまうことでしょうか。
このあたりはサイズの小さなテントの宿命ではありますが、2020年は「ソロキャンプ」が流行語にノミネートされるなど、ソロキャンプ人口が今後ますます増えることが予想されます。
テントの特徴を正しく把握して適切な気温やシチュエーションで使わないと、体調を崩したり、最悪の場合は熱中症や低体温症などで命の危険につながることもあります。
友人や仲間などの頼れる人がそばにいないソロキャンプだからこそ、気候や体調に合わせた道具選びがとても大切になります!
ソロティピー BDK-75は「春や秋にソロキャンプを試してみたい」という方には文句なしにおすすめですので、初ソロテントとしてぜひ候補に入れてみてください!
第9位:グリーンモーション エコキッチンクリーナー
第9位に選んだのが、GREEN MOTION(グリーンモーション)のエコキッチンクリーナーです。
いわゆる台所用洗剤なのですが、最大の特徴は「吹きかけてペーパーで拭き取るだけ」という使い方にあります。
キャンプ場では環境を守るために洗剤の使用がNGとされていたり、使用する際にもなるべく少なくと定められている場所が多いです。
その点、このエコキッチンクリーナーならば水で洗い流す必要が無いため、キャンプ場や野営でもクッカーをサッと綺麗にできるのです!
使う前は「拭き取るだけで綺麗になるの?」と半信半疑でしたが、こびりついたミートソースや、アヒージョを食べた後の油汚れも2度拭き・3度拭きをすると、驚くほど綺麗になります。
その場合は洗剤の使用量も増えますが、私が購入した200mlで1,500円ほどのリフィル(詰め替え用)は15倍に薄めて使用できるため、一般的な台所用洗剤よりも安いくらいで、惜しまずガンガン使えるのが気楽で良いですね。
第8位:ポケットストーブ
テレワークと外出自粛により、自宅で悶々と過ごしていた数ヶ月間のおうち生活を豊かにしてくれたポケットストーブを第8位に選びました。
どこにも出かけられず、毎日誰とも会わずに過ごしていた春から夏の間、私がハマっていたのが「おうちキャンプ」でした。
メスティンで満喫する「おうちキャンプ」|テレワークのお昼休みを全力で楽しもう!家の中でキャンプ道具を使って過ごすというもので、その中でもほぼ毎日のように活躍したのがメスティンです。
お米と水を入れて、火をつけた固形燃料の上にセットすれば、数十分後にはまるで土鍋で炊いたかのような美味しいご飯が炊ける素敵アイテムですね。
そして、その固形燃料の置き場所となるのがポケットストーブです。
これまではメスティンをバーナーやコンロで使用していましたが、固形燃料1個の燃焼時間がお米1合を炊くのにちょうど良い時間ということで、火をつけて放置するだけの自動炊飯の便利さは1度味わうともう手放せません!
第7位:キャプテンスタッグ B6型 スマートグリル
燃料を置くギア繋がりで、第7位にはCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)のスマートグリル B6型がランクインです。
薪や枝を並べての焚き火から、炭を置いてのBBQもできるコンパクト焚き火グリルとなっています。
バナナ2本を並べるのにちょうど良いサイズで、焼きチョコバナナがキャンプの恒例行事となってしまいました。
また、焚き火以外でもアルコールストーブの五徳&風防としても使えるうえ、ストーブを載せる「炭受け」の高さを3段階で変更できて火力調整も行える点がたいへん重宝しています。
私が購入したブラックカラーは炎の熱で塗装がすぐに剥がれてきますので、その点が気になる方はシルバーがおすすめです!
第6位:BUNDOK 薪キャリースタンド BD-904
第6位に選んだ薪キャリースタンド BD-904は、今回2度目の登場となるBUNDOK製品です。
BUNDOK製品のどこが好きって、良いところを挙げたらキリが無いのですが、やはりコストパフォーマンスの高さは大きいでしょう!
今回の薪キャリースタンドも他メーカーに似た商品が出ていますが、その半額以下のお値段で、それでいて使ってみて不満が全然出てこないのは驚きです。
もちろん、競合商品はそのお値段分だけ軽く作られていたりもするのですが、BUNDOKの薪キャリースタンドも2kg未満ですし、収納サイズもコンパクト。
縫製が雑かなと思う部分もあるのですが、それで薪を支えられずに千切れたり破れたりすることもありません。
それと、焚き火をそんなにしない人も、薪スタンドはあると何かと役立ちます。
薪を湿らせないように置いておくだけでなく、設営や撤収時に地面へ直接置きたくないバッグなどの避難場所としても使えて、これは1つ持っておいて損なしですね。
第5位:Helinox グラウンドチェア コヨーテタン
ランキングも折り返しとなる第5位は、みんな大好きHelinox(ヘリノックス)の超ローチェア『グラウンドチェア』のコヨーテタンカラーです!
いやぁ…ようやく手に入りました。
どのショップでも品切れが続いており、メル○リでは定価の倍以上の金額で売られている惨状でしたが、11月頃に各ショップで再入荷があり、無事に通常価格でゲットできました!
最近の私のキャンプはロースタイルで、さらにはカラーコーディネートもアースカラー系で統一してきたところでしたので、このタイミングでお迎えできたのは最高に嬉しいです。
座り心地と言いますか、安定感は「さすが」のひと言に尽きますね。
先日に購入したロースタイルにもできる2wayチェアですと、ちょっとバランスを崩すとひっくり返りそうになる危険な場面もちらほらありました。
それがグラウンドチェアですとそのようなことも無く、安心して座れます。
「買ってよかった」もとい「買えてよかった」、そんな感想がしっくり来る大満足な品薄ギアでした!
第4位:FIELDOOR エアーコンパクトコット
どんなに忙しくてもキャンプ飯は豪華なメニューを作りたいだとか、真夏でも暑くても焚き火をしたいなどなど、キャンプで譲れないコダワリって、人それぞれありますよね。
私の場合は「快適な睡眠」です!
後部座席もトランクも無い車に乗っているため、持って行けるギアの制限はかなり大きいのですが、それでも寝心地は妥協できません。
そこで、「快適に寝られて、それでいてなるべくコンパクトなギア」ということで第4位に選んだのが、FIELDOORのエアーコンパクトコットです。
折り畳みマットのみやハンモック+マットなどなど、様々な組み合わせでキャンプの夜を過ごしてきましたが、その中でもコットを初めて使用して寝た翌朝の感動は、今でも色褪せません。
それ以来、コット+マットが私の最適解となったのですが、折り畳みマットはコンパクトさに関しては今ひとつでした。
また、当時使用していたコットの脚が、斜面での使用時は特に崩れやすいというのもあって、コットの買い替えも検討していました。
そんなタイミングで見つけたのが、コットの座面がエアマットになったFIELDOORのエアーコンパクトコットです。
脚もタフそうな作りになっていたことも購入の後押しとなり、そして実際に寝てみたところ…文句無しです!
寝ている最中に崩れる心配も無くなり、ますます熟睡できるようになりました。
キャンプ2日目の朝に腰が痛いだとか、たくさん寝たはずなのに眠気が残るといった人は、ぜひ1度コットを試していただきたいです。
第3位:Soomloom チタンペグ
いよいよここからベスト3、第3位はSoomloomのチタンペグです!
これまでもキャンプ初心者に必ずおすすめしていたのが「頑丈なペグ」だったのですが、以前に使っていたスチールなどの鍛造ペグは、どんなに固い地面や石も貫いて刺さっているタフさが心強いものの、まるで鈍器かと思うくらいの重量感がネックでした。
村の鍛冶屋 エリッゼステーク|鍛造ペグはキャンプ初心者の必須アイテム!その点、最近流行りのチタンペグは、そうしたスチール製鍛造ペグに負けない頑丈さを備えつつ、それでいて重量は驚くほど軽いのです。
お箸のように指で持てるほどの軽さで、24cmのチタンペグを16本合わせても重量は1kg以下です。
鍛造ペグに比べて細いというのもありますが、それはこの細さでも強度を十分に保てるからこそです!
さらにはチタンは軽くて硬いだけでなく、錆びにくいというメリットもあり、メンテナンスフリーで使えてしまいます(私は使用後に泥を洗い流す程度はしています)。
8本セットを購入して魅力を知り、追加でもう1セット追加しましたが、そろそろもう1セットほど買い足しておきます。
第2位:ワークマン DIAMAGIC DIRECT 2WAYジャケット
第2位は、キャンプや登山、釣りといったアウトドア愛好家から評価爆上がり中のワークマンから、焚き火を囲む冬キャンプに最適なアウター『DIAMAGIC DIRECT 綿リップ防風防寒2WAYジャケット』が選ばれました!
外側は火の粉に強いコットン素材で、内側は取り外し可能なボアライナーと、「冬キャンプで使ってくれ」と言わんばかりの構成になっています。
ボアライナー以外もフードやファーも着脱できますので、組み合わせるウェアや当日の気候に合わせて柔軟に対応できるのも魅力です。
防水ではありませんが、撥水加工もされているので、少々の雨粒程度なら気になりません。
6インチクラスの大型スマホも楽々入るスマートフォン用ポケットをはじめ、ポケット1つ1つが深く作られているので、使い勝手も良いですね。
背中や肩に施された反射プリントのおかげで暗い道も安心して歩けます。
これだけの魅力が詰まって、お値段なんと3,980円だというのですから、驚きを通り越して笑ってしまいます。さすがワークマンですね…!!
20時の時点でテント表面の結露がバリバリに凍りつくような天気での冬キャンプでも、寒いと感じることなく、まったり過ごせました。
参考 2020 AUTUMN/WINTER COLLECTION No.53(16ページ)WORKMAN公式サイト第1位:BUNDOK ソロベースEX BDK-79EX
栄えある第1位に選ばれたのは、またまた登場のBUNDOKから人気の定番1人用パップテントの上位モデル『ソロベースEX BDK-79EX』です!
2020年のベスト10を選ぶにあたり、2位以下のギアは「どっちが良かったかなぁ…」と比較しながら順位を付けましたが、ソロベースEXは最初から1位で決まっていたほどダントツでした。
「今年買ってよかった」どころか、約3年間のキャンプ歴で買ったギア全ての中から選んでも、ソロベースEXが間違いなく1位になると断言できるくらいにお気に入りのギアです。
晴れ・雨・風など色んなシチュエーションで使えば使うほど、サイドウォールやスカートといった「ソロベースから追加された機構」の魅力を味わえて、飽きるどころか使うたびにますます惚れ込んでしまっています。
BUNDOK ソロベースEX レビュー|進化したコスパ最強パップテントを雨キャンプで初設営入手困難だったグラウンドチェアも手に入れて、ソロベースEXを中心としたテント周りの環境がどんどん素敵になってきました。
ちなみに現在狙っているのは、これまたBUNDOK商品の焚き火リフレクターです。
販売店に問い合わせたところ、入荷時期が今のところ未定らしく、今から待ち遠しいです!
まとめ
今回は、あまり多くの荷物を載せられない車でキャンプをしている私の視点で、2020年に買ってよかったキャンプ道具ベスト10をまとめて紹介してきました。
キャンプギアで重視するポイントは、その人のキャンプスタイルごとに大きく変わってきますので、そうした違いを見比べてみるのも楽しいですよね。
けんいちさん・やまとさんの「2020年に買ってよかったキャンプギア」も、今後に公開予定ですので、どんなギアが選ばれるのかを今から楽しみにしていてください!