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冬キャンプ初心者の必需品とは|寒さ対策のポイントをまとめて解説

道志の森キャンプ場 冬キャンプ

だんだんと気温が低くなり、冬キャンプの時期が近づいてきました。

冬キャンプには、キャンパーを虜にするさまざまな魅力があります。

  • お鍋などの温かい食べ物が、より美味しくなる
  • 遠くの景色や星空まで綺麗に見える
  • 虫が出ない
  • 人も少なくなるので、のびのびと過ごせる

このような魅力に溢れていますが、「冬に屋外で一泊する」となると心配なのが寒さ対策。

今回は、春から秋までのキャンプで用意した道具以外の冬キャンプに欠かせない・あればより快適に過ごせる防寒グッズについてお伝えします。

冬キャンプに欠かせない3つの防寒グッズ

厳しい寒さの中で寝泊りするために最低限必要な防寒グッズは暖かい服装・冬用寝袋・断熱用マットの3つ!

「もっと快適に」ではなく「無くてはならない」ですので、これらの装備の無いまま冬キャンプに行くのは絶対にNGです。

それでは順番に見ていきましょう。

暖かい服装

必須防寒グッズ1つ目は暖かい服装です。

冬キャンプは想像以上に寒く、生半可な服装では全く楽しめないのです。

様々な服装で冬キャンプを経験しましたが、その中でも“熱の保持・雨風対策”を意識した服装が一番快適に過ごせました。

私が実際に愛用している4枚の重ね着をご紹介しましょう。

  1. ヒートテックインナー超極暖
  2. ウルトラライトダウン
  3. バイク用防風インナー
  4. アーチコア タクティカルジャケット

全部合わせても15,000円程度と、キャンプギア同様にコスパを重視した組み合わせになっています!

ウルトラライトダウン
防風インナー

ダウンジャケットや防風インナーは撥水加工もなく乾きも悪いため、突然の雨などで濡れると逆に体を冷やしてしまうことに。

一番外側に、雨風に強い上着を着て熱を奪う要素をシャットアウトすることがこの重ね着のポイント!

防水・防風・防寒に優れたタクティカルジャケットなら小雨・強風をものともしないうえ、裏地のフリースが保温力をさらに高めてくれます。

タクティカルジャケット

そのほかの暖かい服装について、詳しくは別記事にて紹介しています。

冬キャンプに向かうライダー 快適な冬キャンプに必要な暖かい服装の選び方を20回以上の冬キャンプ経験者が徹底解説!

冬用シュラフ(寝袋)

必須防寒グッズ2つ目は冬用の寝袋です。

春・夏用の寝袋で冬キャンプに行ってはいけません。

あまりの寒さに、一睡もできずに朝を迎えることになってしまいます。

昼間は動き回ったり焚き火にあたったりすることで身体を暖められますが、夜はそういうわけにもいきません。

気温そのものも夜は一段と冷え込むため、0℃以下でも耐えられる寝袋が必要です。

私はYOGOTOの冬用寝袋を使っています。

冬用寝袋 YOGOTO

冬用寝袋は10,000円を超えるものが多い中で約6,000円という低価格が特徴ですが、春・夏用シュラフとは雲泥の差ですね。

2月の終わり頃のふもとっぱらキャンプ場で使用した時も、寒さに震えることなく快適に過ごせました。

ただし、価格からもわかる通り、YOGOTOの商品は冬用シュラフとしては入門向けです。

-5℃程度の環境ならば問題ありませんが、気温がさらに低い場合には寝袋だけだと寒いので他の防寒グッズと合わせて冬の夜を乗り切っています。

高価な代わりに安眠を約束してくれる寝袋もあります。

国内生産にこだわった寝袋メーカーNANGAの羽毛寝袋極暖・軽量・コンパクトと寝袋に欲しいすべての機能を持ち合わせているため、安眠間違い無しなうえ準備・片付けまで楽ちん!

友人が持っていたので試させてもらいましたが、6,000円程度のYOGOTOと約50,000円のNANGAではあらゆる面において別次元でした!

安い寝袋は価格なりの防寒性しかなく、収納サイズも大きいのでおすすめとは言い難いです。

慌てて買ってあとから買い直すことにならないよう、寝付きの良さ・持ち運び時の収納スペースに合わせた寝袋を購入しましょう。

冬用シュラフの選び方については、こちらの記事にて詳しく解説しています。

左:米軍放出品寝袋 右:DD Hammocks ハンモック用寝袋 冬用シュラフの選び方|暖かい寝袋で冬キャンプを快適に過ごすコツ

断熱用のマット

必須防寒グッズ3つ目は断熱用のマットです。

寝るときに床からの冷気によって体が冷えるのを防ぐため、寝床にはマットを敷きましょう。

私が愛用しているキャプテンスタッグのキャンプマットは約2センチの厚みが冷気と地面の凹凸を防いでくれるため、背中に違和感を感じること無く寝られます。

キャンプマット キャプテンスタッグ 使用時

準備するときは開いて置くだけ、片付けのときは折り目にそって畳むだけと、誰でも手軽に使える点も嬉しいですね。

キャンプマット キャプテンスタッグ 収納時

同等の厚みをもつマットが軒並み3,000円を超える中で約2,000円の低価格で販売されています。

バルブを開けておけば自動で膨らむインフレータブルマットも使ったことがありますが、片付けのときに空気を抜くのが手間に感じてしまい使用しなくなりました。

初心者の方には、寝心地が良く、準備・片付けが手軽なキャプテンスタッグのキャンプマットがおすすめですよ。

より快適に過ごすための防寒グッズ

以上の3点は、冬キャンプをするうえで欠かしてはいけない絶対に必要なアイテムでした。

しかし、必須アイテムを揃えただけでは「快適」とはまだまだ程遠いです。

  • 最低限の防寒グッズでは物足りなかった
  • 暖かく過ごせるのなら荷物が増えたって構わない

そんな方に是非おすすめしたい防寒グッズをご紹介します。

帽子・マフラー・手袋・厚手の靴下

体温調整に有効な血管が集中している耳・首・指・足先を温めると体温を維持しやすくなります。

帽子 マフラー 手袋 靴下

帽子・マフラー・手袋・厚手の靴下などの外出時に使用している防寒具を寝るときにも着用したままにするだけで、夜中に寒さで起きることはなくなります。

ダウンパンツ

女性や冷え性の方など、下半身の冷えが気になる方はダウンパンツを使用するとさらに暖かく過ごせます。

冷え性の友人は「ダウンパンツを買ってから冬キャンプが驚くほど快適に過ごせるようになった」と大絶賛でした。

貼るホッカイロ

「あまりお金はかけずに手っ取り早く体温の上昇・維持をしたい」

そんな要望を叶えてくれるのが貼るホッカイロです。

30枚入りが約1,000円で購入できる低価格でありながら、みぞおち・下腹部・肩甲骨の間・腰・股の付け根に貼るだけで真冬でも汗をかくほどに暖かくなります。

貼るカイロ

暖かさは約12時間継続するので、出発時・就寝前・起床後に貼り替えると常に暖かく過ごせますよ。

毛布

寝床をさらに暖かくするには、寝袋の下に毛布を敷くことが効果的です。

毛布は掛け布団として使うイメージがあるのではないでしょうか?

実は、毛布を敷き布団として使うと地面からの冷気を遮断しつつ熱を保持してくれるため、保温効果が高まるんです。

毛布の使い方
出典:OMRONねむりラボ 毛布の使い方で変わる、布団のあったか度

電源が使えるキャンプ場であれば、電気毛布を使用するとホットカーペットの上で寝ているときと同じように、ぬくぬくと暖まりながら夜を越せますよ。

湯たんぽ

寒いときに入るコタツってすごく気持ちいいですよね。

湯たんぽを寝袋の中に入れるだけでキャンプでも簡単にコタツ気分を味わえるんです!

湯たんぽエース

私が愛用している湯たんぽエース3.5L暖かさが10時間以上持続するので、寝る前に寝袋に入れれば朝までぽかぽかのコタツ状態が維持できます!

湯たんぽのほか、ハクキンカイロを組み合わせれば、起きて動いている昼間からシュラフにくるまって眠る夜間まで、1日中ぽかぽか快適で過ごせます!

【冬キャンプ防寒対策】湯たんぽとハクキンカイロで寝るときも暖かく快適に!

暖房器具

屋外で使用できる暖房器具があれば、冬の寒空の下でも暖かく快適に過ごせます!

様々な暖房器具がありますが、中でもおすすめしたいのは薪ストーブというキャンプならではの暖房器具です。

薪ストーブ

他の追随を許さないほどに暖かく、見た目も派手なのでキャンプがより一層楽しくなること間違い無し!

煙突用の穴が空いているテント内で使用すれば熱を逃さずに暖かく快適な空間が作れます。

薪ストーブインストール DODワンポールテント

注意
暖房器具をテント内で使用する際は、一酸化炭素中毒防止のために一酸化炭素チェッカーを必ず使用しましょう。

しかし、薪ストーブは収納サイズが大きいのでバイクキャンプなど荷物をコンパクトにまとめたい時には向いていません。

そんなときに活躍するのがガスヒーターです。

調理などで使うガスをそのまま使用できるため、荷物が少なく済みます。

範囲は狭いものの、暖かさそのものは焚き火と同じくらいでした。

最後に

冬こそキャンプを最も楽しめる季節だと感じています。

冷たく澄んだ空気の中、焚き火と料理で暖を取りながら過ごすのは、他の季節では味わえない快感を得られます。

しかし、寒さ対策をせずに冬キャンプに臨むのはたいへん危険な行為です。

「冬キャンプに欠かせない3つの防寒グッズ」は絶対に揃え、余裕があれば更に「より快適に過ごすための防寒グッズ」も充実させましょう。

寒さ対策を万全にし、この時期にしか体験できないキャンプに是非挑戦してみて下さい!

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