オリジナルブランド HILLS FIELD公式ストア

快適な冬キャンプに必要な暖かい服装の選び方を20回以上の冬キャンプ経験者が徹底解説!

冬キャンプに向かうライダー

一段と寒くなり、多くのキャンパー・ライダーが冬キャンプに向けた防寒グッズの準備を始める時期になりました。

そこで今回は、防寒グッズの中でも最も重要視すべき暖かい服装について詳しくお伝えします。

服装以外の防寒グッズについては、こちらのページで解説しています。

道志の森キャンプ場 冬キャンプ 冬キャンプ初心者の必需品とは|寒さ対策のポイントをまとめて解説

服装が最も重要な理由

冬キャンプに置いてどんな道具よりも服装が最も重要な理由…

それは、服だけは現地で調達できないからです。

食事は売店や食事処、寝床はキャンプ用品のレンタルや車中泊などで済ませることができます。

しかし、服はレンタルも代用品もありません。

ふもとっぱらキャンプ場 料金
出典:ふもとっぱらキャンプ場 料金

冬キャンプを楽しむためにはまず服装から準備しましょう。

服選びのキーワードは「熱の保持・雨風対策」

キャンプ場は高所にあることが多く、以下のような特徴があります。

  • 夜間は気温が氷点下数度まで下がる
  • 天候が変動しやすい

そのため、普段通りの厚着だけでは凍えてしまいます。

ふもとっぱらキャンプ場 冬のバイクキャンプ

保温はもちろんのこと急な天候の変化にも対応できるように、「熱の保持・雨風対策」を意識した服装を選びましょう。

例として、合計で20泊以上の冬キャンプを経験した私が冬を快適に過ごせると実感している服装をご紹介します。

上半身の重ね着例

気温や天候に合わせた体温調整が簡単にできるように、上半身には4枚の服を重ねて着ています。

1枚目:ヒートテックインナー超極暖

私がインナーとして愛用しているのは、防寒着の定番シリーズUNIQLO ヒートテックの中でも特に防寒性能の高い「ヒートテックインナー超極暖」です。

従来のヒートテックインナー極暖より厚みがあり肌着の割にズシリと重たいのですが、私が今まで試した肌着の中で一番の保温性でした。

ヒートテックインナー超極暖

約2,000円というお手頃価格も魅力ですね。さすがユニクロです。

参考 ヒートテックインナー超極暖ユニクロ

2枚目:ウルトラライトダウン

インナーの上には、同じくUNIQLOから冬の定番商品「ウルトラライトダウン」を重ねています。

羽毛100%で着ていることを忘れるほどに軽く、布団に入っているように暖かいことが特徴。
 
ウルトラライトダウン

有名登山メーカーの商品なら1万円を超えても不思議ではない防寒性能ながら、約6,000円で買えてしまうのですからユニクロには驚かされます。

真冬でもこれ1枚でポカポカと温まるので日常生活でも手放せません。

参考 ウルトラライトダウンユニクロ

3枚目:バイク用防風インナー

ダウンジャケットだけでは風に熱を奪われてしまいます。

風を防ぐために有効なのが、時速数十キロにもなるバイクの走行風に耐える防風インナー。

防風インナー

高い防風性能でありながら生地が薄く、重ね着しても邪魔になりません。

バイク用品メーカーKOMINEから約3,000円で販売されています。

4枚目:タクティカルジャケット

ダウンジャケットや防風インナーは撥水加工もなく乾きも悪いため、突然の雨などで濡れると逆に体を冷やしてしまいます。

一番上に雨風に強い上着を着て熱を奪う要素をシャットアウトすることがこの重ね着のポイント!

防水・防風・防寒に優れたタクティカルジャケットなら小雨・強風を物ともしないうえ、裏地のフリースが保温力をさらに高めてくれます。

タクティカルジャケット

私が愛用しているジャケットはサバゲーグッズメーカーのアーチコアから約4,000円で販売されています。

下半身の重ね着例

「重ね着」と聞くと上着を何枚も羽織るイメージがありますが、下半身の寒さ対策も忘れてはいけません!

太い血管が通っている内腿や膝裏を暖めると体温の保持に効果があるため、下半身は3枚のインナー・パンツを重ねて履いています。

1枚目・2枚目:ヒートテックインナー超極暖

上記で紹介したヒートテックインナーの下半身バージョンです。

上半身のインナーと同様に保温性抜群で文句なしの商品です。

価格はこれまた約2,000円

より体温を保持できるように、私は2枚重ねて着ています。

タイツも高級な商品になると1万円オーバーも珍しくありませんが、うぃる(@wright_ssvd)さんが紹介しているRuntageのタイツなど、高級商品と同等以上の性能半額程度で実現しているコストパフォーマンスに優れた商品も存在します。

Runtage アスリートランナーPRO V3を着用してデイキャンプ アスリートランナーPRO V3レビュー|真冬の海岸デイキャンプでコスパ優秀なランニング用タイツを試してみた

3枚目:タクティカルパンツ

タクティカルパンツは上記のジャケットと同様の生地で、防水・防風・防寒が揃っています。

タクティカルパンツ

私はアーチコアから約4,000円で購入しました。

現在はアーチコアからは販売されておらず、同様の商品がサバゲーグッズメーカーのTACVASENから約3,700円で購入できます。

このパンツに限らず、サバゲー用のウェアやグッズはキャンプ・アウトドア用品として意外と優秀なのです。

生地の頑丈さに対して安価な商品が多い点も、商品選びでコスパを特に重視する私にぴったり合っています。

靴下・靴の重ね着例

足先が冷えてしまうと全身が寒く感じてしまうため、私は厚手の靴下とブーツを履いて足の冷えを防止しています。

1枚目・2枚目:厚手の靴下

靴下は保温を第一に、厚手の生地のものを選ぶことをおすすめします。

私は初めての冬キャンプを生地の薄い靴下で過ごしましたが、現地について数時間後には足先の感覚がなくなっていました。

現在はドンキホーテで3足1,000円以下の値段で購入した厚手の靴下を2枚重ねています。

ドンキホーテ 靴下 激暖

友人は暖かく蒸れにくい天然素材「メリノウール」で編まれた靴下を重ね履きせずに使用し、暖かいのに全然蒸れないと太鼓判を押していました。

ブーツ

靴は足の疲れ・寒さへの対策のために、締め付け感が無い・浸水しない・風が吹いてもスースーしないものを選ぶことがポイント。

私が愛用しているのは本皮のレースアップブーツ(約23,000円)・バイクのオフロード用ブーツ(約63,000円)です。

左:レースアップブーツ 右:オフロードブーツ

左:レースアップブーツ 右:オフロードブーツ

上記のポイントを抑えている長靴やスノーブーツでも快適に過ごせます。

左:長靴 右:スノーブーツ

左:長靴 右:スノーブーツ

燃えにくい焚き火ウェアで暖を取るのもおすすめ

冬キャンプ 焚き火

冬キャンプで暖を取る手段と言えば、やはり焚き火は欠かせません!

かじかんだ指先から全身を暖めてくれ、ゆらゆらと揺れる炎を見ているだけでも癒される焚き火ですが、気を付けなければいけないのが火の粉です。

ダウンジャケットなどの防寒着は、表面が熱に弱い化学繊維で作られていることが多く、焚き火の近くで着用すると火の粉で穴が開いてしまいます。

そんな場合に活躍するのが「焚き火ウェア」です!

燃えにくい素材で作られた「焚き火ウェア」を上から羽織ることで、服へのダメージを気にすることなく、焚き火を満喫できます。

軍幕ポンチョの着用 軍用ポンチョが冬キャンプの焚き火ウェア最強装備となる3つの理由

最後に

冬キャンプの準備では服装選びが最も大切です。

ご紹介した服装は安く揃えた物が多いので、他にも色々なアイテムを買う必要があるキャンプ初心者のお財布にも優しくなっています。

防寒対策を惜しむことによるメリットなんて、はっきり言って何ひとつありません。

凍傷や低体温症など、一歩間違えば命の危険すらあります。

最も暖かいと思える服装で冬キャンプを安全に楽しみましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です