自分で抽出したコーヒーを堪能しながら過ごすキャンプは魅力的ですよね。
以前、誰でも簡単にコーヒーを抽出できる方法であるペーパードリップについてお話ししました。
ペーパードリップで美味しいコーヒーキャンプで楽しむポイントを解説今回は、大量のコーヒーをワイルドに抽出できるアイテム、パーコレーターを使った方法をお伝えします。
もくじ
大量のコーヒーが1度に作れるパーコレーター
パーコレーターとは、キャンプやアウトドアでよく使用されるコーヒー抽出器具です。
ポットのような形状をしており、沸騰したお湯が器具の内部を循環することでコーヒーを抽出できます。
3~6杯程のコーヒーをまとめて作れるので、多く飲みたいとき・複数人分を1度に作りたいときに最適です。
パーコレーター最大の魅力は、そのシンプルな使用方法で水と砕いたコーヒー豆を入れて焚き火の上に置くだけ。
ペーパードリップのように、お湯の注ぎ方に気を遣う必要もありません。
テクニック不要で、誰でも美味しいコーヒーを淹れられます!
パーコレーターで抽出するために必要な3つの道具
コーヒーをパーコレーターで抽出するために必要な道具は、水・コーヒー豆を除けば下記の3つです。
- パーコレーター
- コーヒーミル
- お湯を沸かす道具
ペーパードリップよりも更に少ない道具だけで美味しいコーヒーが淹れられるのですから驚きですね。
安価で高耐久なキャプテンスタッグ商品を愛用!
パーコレーターも様々なメーカーの商品がありますが、私が愛用しているのはキャプテンスタッグのステンレス製パーコレーターです。
パーコレーターの相場は4,000円〜10,000円程度ですが、こちらは3,000円程と初心者でも手が出しやすい低価格が最大の特徴。
購入から約2年の間に40回以上使用していますが、歪みなどもなく価格以上の頑丈さだと実感しています。
パーコレーター以外の道具はペーパードリップと共通
豆を挽くためのコーヒーミル・お湯を沸かす道具に関しては、ペーパードリップ時と共通です。
全く同じでは面白くないので、今回は焚き火台と焚き火五徳の組み合わせを使用してお湯を沸かします。
焚き火五徳については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
UJack マルチクッカースタンド レビュー|ガスまで対応の焚き火五徳注意:焚き火はルール・マナーを守って行うこと
近年、アウトドアブームやアニメの影響からキャンプをする人が増加しています。
同時に、自分勝手に焚き火をする人も増えてしまい環境破壊・事故に繋がることも…。
参考 ルールとマナーを守って、みんなが楽しいアウトドアをCAMPERS地面の上で直接火を焚く行為が禁止されているキャンプ場では焚き火台を使うなど、キャンプ場毎のルールを必ず確認し、ルール・マナーを守って楽しみましょう。
焚き火台をまだ持っていない方は、焚き火台の必要性・初心者におすすめの商品についてお話ししたこちらの記事を参照下さい。
UJack メッシュファイアスタンド レビュー|安くて軽い焚き火台デビューに最適な1台ガスで沸かしてもOK!
今回私は焚き火を使った方法を紹介しますが、もちろんガスで沸かすことも可能です。
焚き火に比べて火力は劣りますが、一瞬で火が付く・煤(すす)が付かないといった点が魅力ですね。
パーコレーターを使った抽出手順
それでは、パーコレーターでワイルドにコーヒーを淹れる手順をご説明しましょう。
1.お湯を沸かす
コーヒー1杯あたり200mlを目安に、パーコレーターに水を入れて火の上に乗せます。
このとき、コーヒー豆を入れるパーツ(ストレーナー)は取り出しておきます。
2.豆を挽く
お湯が沸くのを待つ時間でコーヒー豆を挽きましょう。
あまり細かく挽くとストレーナーの穴からお湯の中に豆が落ちてしまいます。
豆を直接飲んでしまうと苦いだけで美味しくないので、中挽き〜粗挽きがおすすめです。
私は初めてパーコレーターを使用した際に細挽きにしてしまったのですが、コーヒーの香りがする泥水のような液体になってしまいました。
くれぐれも豆の細かさにはご注意ください。
3.豆をストレーナーにセットする
挽いた豆をコーヒーミルからストレーナーに入れ、豆全体が平らになるように左右に揺すります。
平らにすることで豆全体にお湯が行き渡り、ムラなく抽出できるのです。
4.ストレーナーをパーコレーターに入れる
お湯が沸騰したら、ストレーナーをパーコレーターにセットします。
本体・蒸気が非常に熱くなっているので、火傷しないように耐熱グローブを使いましょう。
パーコレーターを火の上に戻して抽出開始。
5.好みの濃さになるまで待つ
少しずつお湯が循環し、色がついていきます。
味の濃さの好みは人それぞれですが、私は10分程かけて焦げ茶色になるまで待ちます。
最後に、パーコレーターからコップに注いで完成。
抽出を通して盛り上がった雰囲気で飲むコーヒーの味と香りは格別です!
番外編:コーヒーを淹れる以外の使い方
バイクキャンプなどの荷物をなるべく減らしたいときには、1つで複数の使い方ができる道具が欲しくなりますよね。
パーコレーターは発想次第で様々な使い方ができるんです。
私がコーヒー抽出以外でパーコレーターを使用した例をご紹介します。
お茶を淹れる
コーヒー豆の代わりに茶葉を入れればティーポットの代わりになります。
お茶が飲みたいときやコーヒーが苦手な人と一緒に行くキャンプでも活躍してくれますよ。
パスタを調理する
縦15センチ横10センチの小鍋としても使えるので、私は1人分(約100g)のパスタを調理するときにも使用しています。
キャプテンスタッグのパーコレーターの注ぎ口には抽出カスをこぼさないようにする網がついているので、パスタの湯切り時にザルが不要なんです。
荷造り・調理が容易になるだけでなく、洗い物も減るので助かっています。
熱燗を作る
パーコレーターの中に徳利がピッタリ収まるので、徳利をお湯の中で温めて熱燗を作れます。
冬キャンプの中で味わう熱燗は格別の美味しさですよ。
最後に
パーコレーターは抽出手順がシンプルなので、初心者でもワイルドな雰囲気を演出可能!
抽出時間や豆の種類を変えると味が変化するので、自分好みの味を探す楽しみもあります。
飲むだけのコーヒーではなく、淹れる工程まで楽しめるパーコレーターに挑戦してみてはいかがでしょうか。