今回訪れたのは、日本一の金運神社として有名な新屋山神社(あらややまじんじゃ)です。
本宮と奥宮の2つに分かれており、奥宮は日本一の山である富士山の二合目、なんと標高1,700mに位置し参拝できる時期が夏季限定となっていることからも特別感の溢れる神社です。
今回はそんな新屋山神社に参拝してきた様子を、アクセス方法や詳しい参拝手順とともにご紹介します。
日本最強の金運神社との呼び声高い新屋山神社とは
新屋山神社は、日本最強の金運神社とも呼ばれる神社で、主には金運上昇・商売繁盛・農林業繁栄の3つに御利益があるとされています。
石川県の金剱宮(きんけんぐう)・千葉県の安房神社(あわじんじゃ)とともに日本三大金運神社に数えられており、数多くの経営者・事業家から参拝されている有名な神社です。
新屋山神社本宮へのアクセス
- 住所:〒403-0006 山梨県富士吉田市新屋神社河原1230
- 電話:0555-24-0932
- お札所開所時間(5月~11月):9:00~16:00
- お札所開所時間(12月~4月):9:00~15:30
- 駐車場:あり
- 最寄り駅:富士急行富士山駅
新屋山神社本宮へのアクセスですが公共交通機関を使う場合は、最寄り駅の富士山急行富士山駅まで電車で来て、そこからは富士急行バスに乗り換えて「浅間神社」で下車すれば徒歩10分、「新屋公民館入口」で下車すると徒歩5分となります。
ただし、新屋山神社には本宮と奥宮の2つの社があり、本宮→奥宮の順で参拝をするのが定番ですが、本宮から奥宮までは車で30分以上かかるほど離れています。
そのため徒歩で奥宮まで行くのは厳しく、奥宮行きのバスは存在しないため、奥宮まで参拝に行かれたい方は自家用車でのアクセスをおすすめします。
ちなみにタクシーですと富士山駅からは10分ほど、料金は1,500~2,000円ほどとなります。
本宮から更に奥宮までタクシーで行くと、合計で10,000円近くかかってしまいます。
奥宮までタクシーで回る予定の場合は、富士山駅から定額8,500円で本宮と奥宮を回るコースを用意してくれている三立タクシーさんがおすすめです。
新屋山神社本宮の参拝手順
今回、私達は車で新屋山神社を訪れました。
2ヶ所で合計30台ほどを収容できる駐車場に車を停めて、参拝に行きましょう。
ずらっと並んだ鳥居が、外界とは一線を画す神聖な雰囲気を漂わせています。
鳥居をくぐったら、手水(てみず)で手を清めましょう。
- 左手を洗う
- 右手を洗う
- 左手に水を受けて口をすすぐ
- 左手を洗う
- 柄杓(ひしゃく)を立てて柄を洗う
手を清めたら、本殿への参拝です。
宮司さんにお祓いをしていただいた後に、お賽銭を入れます。
「お賽銭をいくら入れるべきか」は、しばしば話題になりますが「語呂合わせに意味はない」「頑張って沢山出した方が良い」「無理をするのを神様は望んでいない」などなど、諸説ありますので入れたい金額を入れれば良いでしょう。
ちなみに私は千円を入れました。(小銭入れを持って来るのを忘れただけとは言えないですね…)
参拝を終えたら、本殿内の左側にある御神石(ごじんせき)に、自分の願いが叶うかを聞いてみましょう。
御神石は神様に質問をする石で、3回持ち上げてみて2回目に持ち上げた時が1番軽く感じたら、神様にお伺いをした内容が叶うと言われています。
お伺いの手順は以下の通りです。
- 両手を合わせて「お願いします」と挨拶の一礼
- 石を持ち上げて下ろす(1回目)
- 額を石の頂上に当て、両手で斜面を撫でながら、1つだけ具体的にお伺いする
- 石を持ち上げて下ろす(2回目)
- 両手を合わせて「有難うございました」と挨拶の一礼
- 石を持ち上げて下ろす(3回目)
ちなみに私は3回目が最も軽く感じたので、お伺いした内容に関しては厳しそうです^^;
金運上昇をはじめとした各種お守りが販売されており、中でも人気が高いのが、こちらのカードタイプのお守り(通称金運カード)です。
カードポケットに入れやすい形状ですので、お財布に入れれば金運アップに貢献してくれそうですね。
お札所では御朱印も貰えますので、御朱印集めをされている方は御朱印帳を忘れずにお持ちしましょう。
最後に運試しで、おみくじを引いてみると…
神社のおみくじで大吉を引いたことで今年の運を使い果たしました。来年から本気出す。 pic.twitter.com/ALujQ0fmqO
— うぃる (@wright_ssvd) September 2, 2019
まさかの大吉です!
大吉を引くのに運を使い果たしていなければ良いのですが…笑
新屋山神社奥宮へのアクセス
本宮での参拝を終えたので、奥宮へと移動します。
本宮からは車でおよそ40分ほどかかるうえ、お札所の開所時間が本宮よりも短いため、奥宮への参拝を予定されている方は時間にも注意しましょう。
- 住所:〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田5615
- 電話:0555-24-0932(本宮に繋がります)
- お札所開所時間(5月~11月):10:00~15:00
- お札所開所時間(12月~4月):休み
- 駐車場:なし
奥宮は富士山二合目、通称「へだの辻」にあります。
標高1,700mですので下界に比べると真夏でも気温はそこまで暑くならず、私達が訪れた9月1日も清々しく涼しさを感じるほどでした。
そのため冬には路面が凍結するため、例年冬季(11月下旬~GW頃)は林道が閉鎖され、奥宮の参拝が出来なくなります。
また、目印となる看板が分かりにくいこともあって、辿り着けるかどうかも1つの運試しです。
奥宮には山神社の正式な駐車場が無く、奥宮の看板が出ている辺りの空いたスペースや路肩に停める形になります。
車を停めて、林道を歩いて抜けてみると、鳥居が姿を現しました。
奥宮での参拝順序としておすすめされている順番は以下の通りです。
- 鳥居左横の最も古い小さな社
- 左側の鳥居の先にある社
- 右側の鳥居の奥にある祠
新屋山神社は多くの参拝客が訪れる人気の神社ということもあってか、本宮でも奥宮でも手水で手を洗う手順や参拝の方法がイラスト付きで解説されているので、神社の作法に詳しくない私でも迷うことなく参拝が出来ました。
参拝を終えたら、奥宮でもお守りの購入や、御朱印帳に御朱印を貰うことが出来ます。
本宮と同じお守りも販売されていますが、奥宮で購入する方がご利益がありそうですよね。笑
ただし、口コミを見ていると「奥宮に来てみたが、誰もいなくて御朱印を貰えなかった」なんて感想もありますので、開いていれば幸運だと考えて、これもまた運試しと思って臨みましょう。
金運神社で頂くのは金運そのものでなく活力
堀内前宮司のコメントに、以下のような言葉があります。
金運の真意とは、神様のご意志に叶う生き方をすることによって神様から霊力、エネルギーを頂き、その力が物事の成就を成し遂げる力となることではないかと思います。金運を賜るためには、自分の欲得だけに生きるのではなく、世の中や人様に役立つ生き方が、神様のご意志に叶った生き方であり、結果として大きな御加護が頂けるものと思います。
yamajinja.com 宮司からのご挨拶より引用
参拝することで運気が上昇して勝手にお金が転がり込んでくるわけでなく、神様からエネルギーを頂いて誰かの役に立つ仕事をし、その結果として自分も稼げるようになるという考え方ですね。
金運アップといった話に懐疑的なイメージを持っていた私でしたが、この考え方を聞いて、なぜ経営者・事業家の多くが神社に参拝をするのかが腑に落ちました。
この記事を読んだあなたもぜひ、神社へ足を運んでみてはいかがでしょうか。