キャンプの醍醐味といえば、僕はやっぱり焚き火を挙げます。
ゆらゆらと揺らめきながらパチパチと音を立てる炎は見ているだけでも癒され、寒い冬に身体を暖めるのはもちろん、暑い夏でもキャンプに行ったら必ず焚き火をするくらい、僕は焚き火が大好きです。
今回は、そんな魅力に溢れる焚き火を満喫するための、火起こし・焚き火を安全に・楽しく、そして環境を守るためにも役立つアイテム9種類をまとめて解説します。
焚き火台
まず1つ目が焚き火台です。
最近は、地面に薪を直接置く直火(じかび)が禁止されているキャンプ場がほとんどですので、焚き火台はもはや必須装備と言っても良いでしょう!
焚き火台は重量や形状も様々で、たとえばBBQをしやすい物から、調理はしにくいけどとにかく軽い物までありますので、自分のキャンプスタイルに合わせた焚き火台を選ぶことが大切です。
キャンプ歴10年以上のやまとに、用途別のおすすめ焚き火台を3つピックアップしてもらったので、こちらのページも合わせて見てみてください!
【2021年】焚き火台のおすすめ6選|定番から個性派まで選び方を10年のキャンプ歴から徹底解説!スパッタシート・芝ガード
2つ目は、キャンプ場の地面を守るためにも大切なスパッタシート・芝ガードです。
燃えている薪が焚き火台から落ちてしまった時はもちろん、焚き火台から放射される熱からも芝生や地面を守ってくれます。
スパッタシートや芝ガードの使用は義務ではありませんが、自分たちだけでなく皆で楽しむキャンプ場だからこそ、長く使えるように1人1人が気を付けることが大切だと僕は考えています。
僕が使用しているのはAmazonで2,000円弱で購入したスパッタシートですが、ハトメが付いているので、ペグで固定して風の強い日でも安心して使えるなど、おすすめです。
着火剤
3つ目は、無くても良いけどあると便利、特に初心者には必須アイテムな着火剤です。
焚き火に慣れてきますと「着火剤なんて邪道!」といったコダワリを持つ人も出てきますが、僕はやはり初心者のうちは着火剤を使うことをおすすめします。
BBQなどでも、炭になかなか火がつかなくて苦戦した経験は無いでしょうか?
友人同士ならばともかく、お子さんや恋人を待たせていると、プレッシャーも大きいですよね…。
着火剤があると、そうした火起こしがグッと簡単になります!
そんな着火剤ですが、ジェル状の物から、松脂(まつやに)がたっぷりしみ込んだ松を切り出した物などがある中、僕が絶大な信頼を置いているのが「文化たきつけ」です。
ニオイが苦手という人もいますが、安定した高い火力や、ホームセンターでも購入できる入手性の高さなどで気に入っています。
また、メスティンを愛用している人ならば、お米を炊くのに使う固形燃料を火起こしに利用することも出来ます。
薪・炭
4つ目は、これが無くては焚き火を始められない薪です!
火を長持ちさせたいなら、一緒に炭も用意しておくと良いでしょう。
また、焚き火をせずにBBQだけを楽しむなら、炭だけでもOKです。
ホームセンターに売られている木炭でも良いのですが、僕はオガ備長炭を使用しています。
火がつきにくいのですが、1度ついてしまうと、とにかく長く燃え続けることが特徴です。
オガ備長炭のような着火が難しい炭を使う場合には、チャコールスターター(チャコスタ)と呼ばれる火起こしアイテムが必要不可欠!
普通の薪や炭に火をつける場合でも、たとえば「テントを設営している間にチャコスタで薪に火をつけておく」なんてことも可能ですので、チャコスタはあると便利ですね。
ユニフレーム チャコスタIIは火起こしを簡単にしてくれるおすすめ便利アイテム耐火手袋
焚き火を安全に楽しむために便利なのが、5つ目に紹介する耐火手袋です。
薪や焚き火台を動かす際に、ふとした瞬間の怪我や火傷を防いでくれます。
炎がついていない部分でも薪や焚き火台は想像以上に高温となりますので、うっかり触って火傷をしないためにも、「あった方が良い」でなく「必須装備」と強くおすすめします!
火傷以外でも、薪のささくれや棘が手に刺さるのもある程度防いでくれるので、手袋はあると安心です。
軍手ですと燃えやすく、そして溶けやすいため、アツアツのクッカーを持った時に溶けてこびりついてしまうことも…。
耐火・耐熱にしっかりと対応した手袋は、火や熱を扱うキャンプ・BBQでは必ず用意しておきましょう!
炭ばさみ
耐火・耐熱の手袋を着けていたとしても、燃えている炭や薪をそのままグッと握って動かすのはNGです。
そのため、6つ目に紹介する炭ばさみも必ず用意しておきましょう。
僕が使用しているのはTEOGONIA(テオゴニア)の炭ばさみで、購入前に読んだAmazonのレビューでは「使いづらい」といった感想もたくさんありました。
しかし、そうした酷評以上に、この見た目に惚れてしまい購入を決断!
ところが、実際に使用してみると、炭ばさみ先端の精度がとても良く、重たい薪を掴んでもまったく歪まずに安定します。
見た目はもちろんですが、使用感も想像以上に満足で、買って良かったと自信を持っておすすめできる炭ばさみです!
焚き火テーブル・グリル
火起こしの際に、薪や炭への「火のつきやすさ」に大きく影響するのが、薪の乾き具合です。
薪や炭が濡れたり湿ったりしていると、火がつきにくくなり、また炎の中にくべた時も目に染みる煙が大量に出る原因にもなります。
そうした湿気から燃料を守りつつ、さらには直火にかけて調理にも役立つアイテムが、7つ目の焚き火テーブル・グリルです。
乾いた薪でも地面に直接置いてしまうと、地面の湿気を薪が吸い上げてしまいます。
そのため、薪はテーブルや台に置いて、地面との距離をおいてあげましょう。
僕が薪を置くのに使用しているのは、ぞのまま焚き火の上に置いて直火調理もできるグリルブリッジです。
ダッチオーブンのような重たい調理器具もそのまま載せられる頑丈さも魅力ですね。
火消し壺
キャンプの夜、眠たくなってきたけどまだ火が燃えているから消えるまでは見張っていないと…と、睡魔と格闘した経験は無いでしょうか。
8つ目に紹介する火消し壺があれば、火がついている薪や炭を入れて、すぐに火を消すことができます。
それに加えて、使いかけの炭を持ち帰ることができるため、また次回のキャンプ時にそのまま炭を再利用可能です。
火消し壺で消化した炭はよく乾いているので、次回の火起こし時がとてもスムーズになるというのも嬉しいポイントです!
蓋を閉めれば酸素の供給がストップされて火はすぐに消えますが、熱はすぐには冷めないため、火消し壺自体も素手では触れないくらいの高温になりますので、その点はご注意ください。
ライター・マッチ・ガスバーナー
いよいよラスト、9つ目に紹介するのが、ライターやマッチ、ガスバーナーといった火をつけるために使う道具です。
言ってしまえば、火をつけられれば何でも良いのですが、これまた道具ごとに特徴が異なって面白いですね。
慣れていないうちは、火力の高いガスバーナーで一気に火をつけてしまうのもアリでしょう。
僕もキャンプを本格的に始める前までは、BBQの際にはガスバーナーでボォーッと炭に火をつけていました。
そして、キャンプ経験を重ねてからは「ひと手間をかけること」が楽しくなってきて、最近はメタルマッチとファイヤースターターを使って麻の縄や乾いた葉っぱに火をつけて着火しています。
火起こしという作業そのものすら「楽しいイベント」にしてくれるのですから、やはりキャンプは最高ですね!
まとめ
キャンプの醍醐味とも言える焚き火を安全に、そして初心者でもスムーズに楽しめるためのアイテム9種類を紹介してきました。
焚き火では、道具ももちろんですが、それと同じくらいにテクニックやコツも大切です。
初心者でも簡単に火起こしと焚き火を楽しめるテクニックについては、またブログで紹介させていただきますので、楽しみにしていてくださいね。