キャンプでBBQや焚火を楽しむ際に必ず行う作業、それが火起こしです。
アウトドア好きな人なら、誰もが1度は「炭に火がつかない…」と苦労した経験があるのではないでしょうか?
本日は、そんな火起こしを驚くほど簡単にしてくれる商品UNIFLAME(ユニフレーム)のチャコスタIIをご紹介します。
もくじ
火おこし器 チャコスタとは
チャコスタとは、チャコール(木炭)スターターの略称がそのまま商品名となっている、ユニフレームというメーカーの火おこし器です。
炭や薪へと簡単に火をつけることを目的としたアウトドア用品で、特徴はその手順のシンプルさ。
火をつけた着火剤の上に炭や薪を投入したチャコスタを被せるだけで、ほかに何もしなくても燃料に火がついていきます。
温かい空気が下から上へと移動する性質である「煙突効果」を利用し、新鮮な空気を燃料へ供給し続けてくれるため、団扇で仰ぐ必要もありません。
使いたい時だけサッと取り出せる手軽さ
収納時には、厚さわずか3cmほどにまでコンパクトになります。
キャンプやアウトドア用品において「使わない時にどれだけ小さく収納できるか」は重要なポイントです。
使用時には広げて、金網状の底部を内側のフックに引っかけるだけ。
組み立てるのに10秒もかかりません。
チャコスタを使って火を起こしてみよう
それでは、チャコスタを使って実際に火をおこしてみましょう。


まずは着火剤に火をつけます。
今回は着火剤代わりに新聞紙を利用しましたが、新聞紙をそのまま燃やすとすぐに燃え尽きてしまい、炭に火が燃え移りません。
写真のようにネジネジ状態にすると、炭へと火がつくまでの間、じっくり長時間燃え続けてくれるのです。
スノーピークの焚火台に設置している炭床は、着火剤を置くために中央部が凹んでいます。
使い勝手を向上させるための細かい工夫に気付く度に、商品への愛着がますます深まります。


チャコスタに炭を並べていきます。
空気が下から上へと通り抜けるように炭を立てて並べると、より燃焼効率が向上します。

着火剤に火をつけ、その上に炭の入ったチャコスタを被せたら、あとは待つだけ!
10分もあれば火が起きます。

炭へと完全に火がついたらチャコスタから取り出して焚火台に移します。
火ばさみで1つ1つ掴んで移動する必要は無く、チャコスタを直接持って焚火台にバラバラと転がせばOK。
写真では軍手を使用していますが、長時間の燃焼後ですとチャコスタの取っ手が熱くなる場合もありますので、耐熱手袋の使用をおすすめします。
チャコスタで火を起こす様子をYouTubeで公開していますので参考にしてみてください。
風が強く吹いている日でも使用可能
チャコスタは新鮮な空気を取り入れてくれるだけではなく、火を消してしまうような強い風からは守ってくれるという役割もあります。
動画を撮影した日のふもとっぱらキャンプ場はなかなかの強風でしたが、火種(ひだね)が吹き飛ばされてしまうことはありませんでした。
着火剤を風から守りつつ、燃料には新鮮な空気を自動で送ってくれる…そのシンプルさからは想像も出来ないほどに効率的な構造となっています。
設営と並行して火おこしが出来るのがありがたい!
チャコスタ最大の魅力は火おこしと並行して他の作業を進められることです。
- 細い薪から燃やして、少しずつ太い薪を追加していきながら火を大きくする
- 団扇(うちわ)や火吹き棒で空気を送る
このような手間が一切不要なのです。
煙突効果によって勝手に空気が供給され、炭や薪がどんどん燃えていきます。
キャンプ場に着いたら1番先にチャコスタをセットし、火がつくまでの間にテントやタープを設営すれば無駄がありません。
テーブルと椅子を組み立て、リビングスペースが出来上がる頃には火も準備万端になっており、すぐにでもBBQが始められるという寸法です。
火おこしを手際よく行うための「あると便利な商品」
火おこし器は、焚火台やテントのような「無くてはならない商品」ではありません。
しかし、あるのと無いのとではキャンプの快適さが驚くほどに変わります。
そして「あると便利な商品」だからこそ、使わない時は小さく軽く・使いたい時にはサッと取り出してすぐに使える…そんな商品が理想です。
ユニフレームのチャコスタIIは、そうしたポイントを押さえており、キャンプをちょっとグレードアップするのに最適!
火をつけられずに四苦八苦している姿を家族や恋人に見られたくはないですよね。
チャコスタさえあればそんな心配は無用です。
テント設営からBBQの準備までをスマートに行い、良いところを見せちゃいましょう!