2泊3日の福岡観光旅行も気付けば最終日、楽しい時間が過ぎるのはあっという間ですね。
最終日も全力で楽しむぞ!…と言いたいところですが、1日目・2日目と大はしゃぎして遊び疲れたためか、3日目はお昼まで寝てしまっていました…
帰りは新幹線で静岡まで戻る予定になっていましたが、出発する夕方まではまだ時間があったため、西新(にしじん)付近を歩いて散策することに。
そんな中でたまたま見つけたお店がまさかの大当たり!
本日はそんなノープランで西新駅付近を散策した様子と、色々な意味で隠れた名店「串揚げひょうたん」をご紹介します。
福岡最後の1日も楽しんでいきましょう!
1日目・2日目の記事も合わせてお楽しみください。


もくじ
美味しいランチを探し求めて西新の商店街を散策
博多人形の絵付け体験や人力車を予約していた前日と異なり、この日は完全にノープラン。
「お昼ご飯を食べに行こう!」と外へ出たものの、どこで何を食べるかも一切決めていません。
とりあえず歩いてみて、良さげなお店があったらそこへ入ろう!という行き当たりばったりなノリで、福岡県西新駅周辺の商店街を散策開始です。


車など通れない細い路地・店頭に置かれた果物・露店などなどで雑多な商店街は、ごちゃごちゃした雰囲気がまるで台湾を彷彿とさせます。
定食屋さんや中華料理屋さんなどもちらほらあるのですが、なかなか「これだ!」というお店に出会えず歩くこと十数分。
お腹が空きすぎて、精肉店の生肉すら美味しそうに見えてきました……
「どこでも良いから入っちゃおうか」なんて半ば投げやりな気持ちになりかけていたその時です。
なにやら、気になるお店を発見!
入り口はどこ?「串揚げひょうたん」
それがこの「串揚げひょうたん」です。
- 住所:〒814-0002 福岡県福岡市早良区西新5丁目1−11
- 電話:092-847-3194
- 営業時間:12:00~14:30(平日 火曜~金曜日)17:30~23:00(L.O.22:00)
- 定休日:毎週月曜日(月曜が祝日の場合、火曜が振替休日)
- 駐車場:なし
串揚げひょうたんへのアクセス
西新駅から徒歩5分という距離でアクセスはしやすいのですが、私たちが気になったのは入り口に掛けられた案内板です。
玄関のように見えた戸ですが、どうやらここからは入れない模様。
「細い小路を二十五歩」と案内表示が出ていますが、いったいどのようなお店なのやら。
すれ違うのが厳しいくらいに細い小路を歩いていくと…


辿り着きました。
左に曲がると「串揚げひょうたん」、そのまま正面が系列店の「てんぷら天と」です。
「てんぷら天と」は2018年11月中旬に出来たばかりの新しいお店で、私たちが訪れた11月10日はまだオープン前でした。
小路を抜けた先には、まるで日本庭園のような趣のある空間。
そのような「和」な雰囲気が漂う中、「食べログ話題のお店」「Retty人気店」のポップなステッカーが貼られているのがちょっとおかしな感じ。
下調べせずに来たお店が人気店だったと喜ぶべきなのでしょう^^;
これはまさに隠れた名店(立地的にも)です!
3種類から選べる「身体にやさしい串揚げランチ」
ランチメニューは3種類。
- ひょうたんランチ(1,200円)
- 幸せランチ(1,500円)
- 特撰ランチ(2,000円)
値段が上がるのにつれて、セットメニューの種類と、串の本数も7本→8本→10本と増えていきます。
お腹の空いていた私たちは、串の本数が最も多い「特撰ランチ」を全員注文!
その際、店員さんが苦手なメニューをヒアリングしてくれるため、食べられない・苦手な食材がある人も安心です。
それにしても、揚げ物なのに「身体にやさしい串揚げランチ」とはどういうことなのでしょうか…?
何はともあれ、ビールが運ばれてきたので、まずは乾杯!
福岡での最後の食事スタートです。
最初に運ばれてきたのはスティックサラダと小鉢に入ったお豆腐。
五つ切り皿にレモン・お塩・ソース・タルタル・味噌ダレを用意して早速いただきます。
みずみずしく新鮮なお野菜に、タルタルがよく合いますね。
1~2本ずつ運ばれてくる串揚げランチはまるでコース料理!
3日間の思い出話に花を咲かせつつ、ビールとサラダをちびちびやっていると待ちに待った瞬間が訪れました。
揚げ物の登場です!
10本まとめてドーン!と来るかと思いきや、まずは2種類の串が運ばれてきました。焦らしますねぇ……
ひょうたんの揚げ物の特徴はなんといっても、今まで食べてきた揚げ物とは印象の全く異なる口当たり。
きめ細やかな衣に包まれており、油で揚げているのにも関わらず、驚くほどに軽やか。
その秘密は純国産米油100%を使用していることで、「胃もたれ」「ムカツキ」「ニオイ」といった揚げ物の代名詞とも言える要素が全くありません。
あっさりした米油と極細生パン粉が組み合わさることで、この食感を実現しているというわけですね。
ランチメニューに大きく書かれていた「身体にやさしい串揚げランチ」との謳い文句にも納得です。
ひょうたんのランチメニューでは、串揚げが1~2本ずつ運ばれてくるため、まるでコース料理を堪能するかのような優雅な時間となります。
揚げ物にはビール!というイメージもありますが、ひょうたんのような上品な揚げ物ですと、ビールだけでなくワインもよく合います。
そのためか、ワインやワイン系のカクテルも豊富に揃えられており、私もキティを注文。
昼間から美味しい揚げ物とお酒を楽しみつつまったり過ごす…最高ですね。
食べられない食材がある人も安心して楽しめる
次に運ばれてきたのは「しめじの肉巻き」なのですが、1本だけ形の異なる串があります。
キノコが苦手な大山さんの分だけ、山芋に変更されていました。
こうした心遣いが嬉しいですね。


「秋刀魚のおろしポン酢かいわれ添え」「チンゲン菜のイカ巻き 中華あんかけ」といった一風変わった串揚げは、舌だけでなく目でも料理を楽しませてくれます。
見た目のインパクトで選ぶなら、この長いグリーンアスパラがナンバーワン!
長いだけでなく太さもあって、肉厚で食べ応え満点。
にもかかわらず、何本でも食べられそうなほどに感じてしまうのは、やはり米油で揚げているからなのでしょう。
あまりの美味しさに、ザッキーも気絶してしまいました……!!
イチジクと生ハムの組み合わせが絶妙な1本
どれも美味しかったのですが、中でもお気に入りは「イチジクの生ハムのせ」です。
イチジクの甘酸っぱさと生ハムの塩気が相性抜群!
生ハムメロンは有名ですが、生ハムがこんなにもイチジクのポテンシャルを引き出してくれるなんて驚きです。
奇抜な組み合わせでよくあるのが別々で食べても変わらないというパターンですが、この串はイチジクと生ハムが味の足し算ではなく掛け算になっており、お互いがお互いの良さを引き上げ合っています!
無限に食べ続けていたいと感じてしまうほどでした。
好きな串を単品で追加注文
揚げ物なのに胃への負担が全く感じられない軽さのため、10本食べても物足りない人は多いはず。
そんな人は単品で追加注文しましょう。
気に入った串をリピートするも良し、ランチに含まれていなかった串を頼むも良しです。
私はというと「いろんな味をちょっとずつ試したい派」ですので、ランチに含まれていない串を追加注文。
左から、以下の3種類。
- インカのめざめ
- 鮭とイクラの親子揚げ
- 特撰牛サガリ ~ジャポネソース~
どれを食べても見た目の期待以上の感動を提供してくれます。
こんなお店が家の近くに欲しかった…近所にあれば週2で通います。本気で。
最後の最後まで大満足!
串の注文が落ち着いたら、お茶漬けとデザートでシメましょう。


特製だし茶漬けは塩昆布と梅の2種類から選択可能でしたので、私は梅を選択!
だし茶漬けに程よく混じった梅の酸味が、揚げ物モードになっていた舌を日常に引き戻してくれます。
デザートは季節ごとにメニューが異なるらしく、私たちが訪れた11月はオレンジシャーベットでした。
オレンジの果肉が入ったシャーベットは舌触りも滑らか。
新鮮なお野菜をそのまま食べるスティックサラダから始まり、揚げているとは思えないほどに軽くて食べやすくレパートリー豊富な串揚げ、だし茶漬けとデザートできっちり締めると。
最後の最後まで満足させてくれる、まさに2泊3日の福岡観光旅行を締めくくるにふさわしいお店でした。
ありがとう福岡!2泊3日の様子はVlog(動画)でも公開中!
人生初の九州・福岡旅行は、想像以上・期待以上の3日間でした。
行く前から「福岡は何を食べても美味しい」と聞かされていましたが、その上がったハードルを軽々と越えてくるくらいに大満足!
計画を立てて予約しておいた博多人形作りや人力車体験はもちろん、予定外の博多駅イルミネーション点灯式や串揚げひょうたんといった予定外のイベントもあって、100点満点で120点を付けたくなるほど。
特に3日目で訪れた串揚げひょうたんには、ぜひまた足を運びたいものです。
福岡旅行3日目の模様はYouTubeにてVlogを公開しています。
記事とはまた異なる視点で切り取られている福岡の魅力をぜひご覧ください!