冬キャンプを安全に、快適に過ごすためには防寒対策が必要不可欠です。
起きている間は焚き火を囲んで暖を取れますが、寝ている間はそうもいきません。
気温が氷点下となる冬キャンプの夜を、がたがたと寒さに震えることなく乗り切るためには、暖かい冬用シュラフが欠かせません!
体温を外に逃がさず、朝までぽかぽかで過ごせる冬用シュラフで眠るのは最高に心地よいのですが、夏用シュラフに比べるとサイズがどうしても大きくなってしまうことが悩みのタネです。
特に、S660でキャンプをしている私のように荷物を少しでも小さくまとめたいと考えているキャンパーには死活問題。
暖かくてコンパクトな冬用シュラフもありますが、それらはいわゆる高級品で、お値段も4~5万円と格安品の10倍近い金額に…。
そこで今回は、格安の冬用シュラフをコンパクトに持ち運べるコンプレッションバッグを紹介します。
もくじ
コンプレッションバッグとは
コンプレッションバッグとは、荷物を中に入れてコンプレッション(圧縮)することで小さくまとめられるバッグです。
収納袋へとパンパンに詰め込まれているシュラフやテントも、袋をギュウッと絞るようにすると、空気が抜けて小さくなりますよね。
コンプレッションバッグは、そうして絞った状態をベルト等でキープし、小さいまま持ち運べるようにしてくれるアイテムです。
シュラフによっては、もともと付属する収納袋にコンプレッション機能が付いている場合もあります。
私が3年間愛用しているYOGOTOの冬用シュラフも、コンプレッション機能付きでした。
oxtos コンプレッションバッグの2つの魅力
私が今回購入したのは、oxtos(オクトス)の『NEW透湿防水コンプレッションバッグ』です。
用途はYOGOTOのシュラフを入れるためですが、もともとコンプレッション機能付きの収納袋があったのに、新たにoxtosのバッグを買ったのには2つの理由があります。
横方向に圧縮するため細くなる
1つ目の理由は、圧縮時のサイズの違いです。
YOGOTOの収納袋は、縦方向に圧縮をするため、太く・短くなります。
私は主なキャンプギアを大きなトートバッグにまとめて入れるのですが、ただでさえ大きくてスペースを占有するシュラフがさらに太くなってしまうと邪魔でしかなく、コンプレッションしない方がマシかもしれないほど…。
一方、oxtosのコンプレッションバッグは横方向に圧縮するため、細くなります。
長辺も圧縮時で44cm程度ですので、トートバッグの長さを超えてしまうこともなく、むしろスペースを無駄なく使えます。
このおかげで「S660で冬キャンプをするなら高級冬用シュラフが必要かも…」と心配していた悩みが解消され、4~5万円の高級シュラフを買う必要も無くなりました!
高級シュラフもいつかは買いたいですが、こうして出費を抑えられるなら、それに越したことはありませんね。
HONDA S660でキャンプに行くために買った超コンパクトなキャンプギアを紹介豊富なサイズ・カラーのバリエーション
oxtosのバッグを選んだもう1つの理由が、サイズとカラーのバリエーションが豊富に用意されていることです。
『NEW透湿防水コンプレッションバッグ』では、4・6・10・12・15・20Lというサイズ展開がされています。
パッキングの際に、しっくり来るサイズのバッグをそれぞれ使いたいからと言って色んなメーカーのバッグを混ぜて使っていると、ギア全体の雰囲気がちぐはぐになってしまいます。
もちろん、そうした見た目にコダワリが無い人もいますし、私もテントやタープに付属する標準の収納袋であれば、まったく気にしません笑。
ただ、今回のようにコンプレッションバッグをわざわざ別に買うのであれば、せっかくならば見た目にもこだわりたいと感じました。
oxtosのバッグのように選択肢がこれだけ豊富ですと、雰囲気を統一したいと考えている人には嬉しいですね。
また、カラーはそれぞれのサイズに以下の4色があります。
- ブラック
- レッド
- ブルー
- ワイン
同じカラーで統一するも良し、入れるモノによって色を変えるも良しと、自分の好みによって選べます。
oxtos コンプレッションバッグ 20Lに冬用シュラフを収納
YOGOTOのシュラフを入れるために私が今回購入したのが、サイズが20Lでワインカラーのモデルです。
最大サイズの20Lモデルですが、仕様上の収納目安は羽毛量750~900gのシュラフとなっています。
それに対し、YOGOTOのシュラフの羽毛(ダウン)は1,500gと、目安を大きくオーバーしていますが果たして…。
ダウンシュラフは折り畳んだりせず、端からギュウギュウと押し込むように詰めていきます。
グッグッと押し込んでいくと、パンパンではありますが、はみ出すことも無く…というより、むしろジャストサイズに感じるほどぴったり入りました!
収納口に付いている雨蓋(円状の生地)で蓋をします。
あとは、側面の3本のベルトを締め上げていくだけです。
完成しました!
愛用のトートバッグに入れてみるとこの通り、スペースを無駄なく使用できています。
高級シュラフを買わないとS660で冬キャンプは難しいかと思っていましたが、これならばこの冬も乗り切れそうです!
紐を縛ってからだと圧縮しやすい
oxtosのバッグを使っていて気になったのが、収納口の紐の滑りやすさです。
収納口をギュッと絞ってから固定しても、バッグを圧縮しようと力をこめると、紐が滑りやすいのか固定パーツがズレて収納口が緩んでしまいます。
そこで、収納口を絞ったら固定パーツ付近で紐を結んでおき、口が広がらないようにしてから圧縮するのがおすすめです。
とは言っても、こぶ結びをしてしまうと、バッグの内側から圧力がかかった際にどんどん強く結ばれてしまい、後で解くのが大変になってしまいます。
ですので、このように引っ張るだけで解ける「引き解け結び」にしておきましょう。
これならば、ギュウギュウと圧縮して紐が引っ張られて結び目が固くなっても、紐を引くだけで簡単に解けます。
まとめ
暖かさとコンパクトさを両立した高級冬用シュラフは憧れますが、とはいえシュラフに5万円というのは、なかなかポンとは出しにくいお値段です。
しかし、コンプレッションバッグがあれば、数千円程度の格安冬シュラフもギュッと小さくまとめられます。
また、今回はシュラフを入れて使用しましたが、着替えや防寒用の上着、テントやタープを入れて圧縮するといった使い方もできます。
私も着替えを入れる用に、別サイズを追加で揃える予定です!
サイズもカラーも豊富なoxtosのコンプレッションバッグで、シュラフやウェアを小さくまとめてみてはいかがでしょうか。