段々と涼しくなってくるこれからの冬キャンプには、防寒着も焚き火も欠かせません。
しかし、ダウンジャケットなどの防寒着の表面は熱に弱い化学繊維で作られていることが多く、焚き火の近くで着用すると火の粉で穴が開いてしまいます。
そこで今回は、防寒着を火の粉から守る耐火性能の高い上着「焚き火ウェア」の魅力と、おすすめの焚き火ウェアをご紹介します!
火の粉を気にせず暖を取れる「焚き火ウェア」
焚き火ウェアとは、コットン(綿)などの難燃素材を使用した耐火性能の高い上着です。
火の粉が当たっても溶けないどころか焦げ目もつかないので、至近距離で焚き火を堪能できます。
大きめに作られていることが多く、防寒着を着込んだ上からでも着用できることがポイント。
ちなみに、作業服メーカーからも格安の商品が販売されていますが、こちらは安いぶん生地が薄いのであまりおすすめできません。
焚き火ウェアに軍用のポンチョをおすすめする3つの特徴
焚き火に最適なウェアとして様々な商品の中から私がおすすめするのは、各国の軍隊で使用されていたポンチョです。
各国の軍隊で使用されていたポンチョは、軍幕と呼ばれる厚手のコットン生地で織られた正方形の布を加工して作られています。
アウトドア用品専門メーカーの1~2万円ほどの焚き火ウェアに匹敵する耐火性能を持っていながら、5,000円程度で購入できることが最大の特徴です。
その価格の秘密は、軍の倉庫で長期間保管されていた不要在庫(デットストック)だからというだけで、そのため低価格と言っても品質に問題はありません。
さらに、他の焚き火ウェアにはない3つの特徴があるんです。
旧ソ連軍で使用されていた本物のギア
1つめは、戦時中に作られてから軍の倉庫に保管され続けてきた本物のギアであること。
ミリタリー好きの私は、色合い・質感のカッコよさに一目惚れしました。
着用するとスター・ウォーズに登場するジェダイの騎士のような見た目になり、かなり強そうです。
キャンプ仲間からも一目置かれること間違いなし!
人・荷物が乗るスペースになる
2つめは、レジャーシートのように地面に置いて荷物・人が乗るスペースとして使えること。
私は、焚き火を始める直前まで薪の下に敷いています。
地面に直接置いたまま時間が経つと地面の水分で湿気てしまいますからね。
焚き火を始める前から役立つので無駄がありません。
薪や枝を濡らさない以外にも、火起こしや焚き火にはコツがあり、詳しくはこちらのページで解説しています。
火起こしのコツと基本テクニック|道具ごとの簡単な方法も解説風よけの壁になる
3つめは、風をシャットアウトする壁として使えること。
四隅にロープやペグを通せる穴がついているため、タープのように張ることで風よけの壁にもなるんです。
タープポールがあればどこでも設営できるので、合わせての使用をおすすめします。
風が強い日でも気兼ねなく焚き火を楽しめるなんて最高です!
注意:撥水効果は無いので対策が必要
コットン100%の生地に撥水効果は無いため、雨の中で使用すると雨水が染みて滴ってしまうことも…
濡らさないように気を付けたいところですが、アウトドアシーンでは突然の雨は避けられません。
そこで役立つのが防水スプレーです。
あらかじめスプレーしておくことで、コットン製のウェアでも小雨程度の水分であれば弾けるようになります!
布用の防水スプレーは、焚き火ウェアに限らずコットン製のテントやタープの防水加工にも活用できますので、1本持っておいて損なしです!
まとめ
焚き火ウェアがあれば、火の粉を気にせずに冬キャンプの焚き火を堪能できます。
様々な商品の中でも私のおすすめは、軍用のポンチョです。
焚き火ウェアの選定条件として必須とも言える耐火性能・価格はもちろん、他の用途にも使える多様性まで備えています。
しかも、ミリタリー好きには堪らないデザインなので、気になった方は是非試してみて下さい!