皆さんは「雄大な自然」と聞いて、どのような景色を浮かべますか?
静岡県民の私が思い浮かべるのはやはり、日本一の高さを誇る山「富士山」です!
今回は、そんな富士山を一望できる「ふもとっぱらキャンプ場」にて、日帰りのデイキャンプをしてきた様子をお届けします。
もくじ
キャンパーの聖地 ふもとっぱらキャンプ場
今回私たちが訪れたのは静岡県富士宮市にある「ふもとっぱらキャンプ場」です。
音楽フェス等の野外イベントが開催されることもあり、キャンパーからの人気も非常に高い、まさに聖地と呼ばれるに相応しいキャンプ場です。
公式サイトからの事前予約は必須!
ふもとっぱらキャンプ場は予約制のフリーキャンプサイトです。
キャンプ場には2つの形式があります。
- ロープなどで「ここからここまで」と、テントやタープを広げて良いスペースが区切られている区画サイト
- 区画が区切られておらず、敷地内を自由に利用できるフリーサイト
ふもとっぱらキャンプ場は後者のフリーサイトとなっており、集団でキャンプを行うグルキャン(グループキャンプ)にも最適!
キャンプサイトのほか、山荘やコテージに泊まることも可能ですが、いずれの場合も予約フォームからの事前予約が必須となっています。
日帰り・宿泊のどちらの場合でも予約が必要ですのでご注意ください。
ゆるキャン△にも登場
以前に紹介したみさきキャンプ場同様に、漫画ゆるキャン△にも登場しています。
みさきキャンプ場と異なり、ふもとっぱらはアニメ版にも登場済み。
アニメ2話・3話の舞台となっていますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
ゆるキャン△がきっかけでキャンプを始めた私としては、こういった点もキャンプ場選びの重要なポイントです!
車で5分ほどの距離には、珍しい「茶色いセブンイレブン」
国道139号線を南から上っていくと、茶色いセブンイレブンが見えてきます。
景観を壊さないことを目的としているのか、茶色い看板のコンビニやファミレスは山の中ですと時々見かけますね。
このセブンイレブンがふもとっぱらキャンプ場の最寄りコンビニとなりますので、茶色い看板が左手に見えたら「そろそろだな」という目印になります。
キャンプ場近くのコンビニということで、薪や炭、着火剤などなど「BBQを楽しんでください」と言わんばかりのラインナップ。
ふもとっぱらの3kmほど手前、車で5分ほどの距離ですので、買い忘れがあった場合にもすぐに立ち寄れます。
キャンプサイトまでは車で乗り入れ可能
キャンプ場に着いたら、まず最初に行うのは受付です。
予約の際に送られてきたメールを受付で見せて、チェックインしましょう。
受付の外には薪がどっさりと積まれています。
日光と風に当てて乾燥させている途中ですね。
そうして乾かされた薪は1束500円で販売されています。
ふもとっぱらは「オートキャンプ場」と呼ばれるタイプのキャンプ場で、テントサイトまではそのまま車で乗り入れ可能です。
車で移動ができるため、荷物が多くても気にならないことが魅力ですね。
今回は、けんいちさん家族4人と私の計5名・車は2台でのデイキャンプでした。
デイキャンプの場合、料金は車の台数と人数で決まり、テントやタープの数は料金に影響しません。
新しく買ったキャンプ道具を色々持ち込んで試したい時には特に嬉しいです!
入場料 | 日帰り (17時まで) | 2時間以内の場合 |
大人 | ¥500 / 人 | ¥300 / 人 |
小学生以下 | 無料(団体利用を除く) | |
各種車両のサイトへの入場料 | 日帰り (17時まで) | 2時間以内の場合 |
車 | ¥1,000 / 台 | ¥500 / 台 |
バイク(原付含む) | ¥500 / 台 | |
自転車 | 無料 |
今回は車2台で行き、大人3名と小学生以下2名でしたので、施設利用料は以下の通りです。
車(1,000円)× 2台 + 大人(500円)× 3名 の合計で3,500円。
当日受付を全く行っていないわけではありませんが、予約でいっぱいの場合にはお断りされる場合もあります。
キャンプサイトについて、キャンセル料金は発生しませんので必ず予約してから訪れることをおすすめします。
富士山が目の前に広がる最高のロケーション
ふもとっぱらキャンプ場の魅力と言えば、富士山が目の前いっぱいに広がる光景!
生まれも育ちも静岡県、富士山自体は毎日見ているのにもかかわらず、そんな私でもこんなに大きく見えると感動します!
この広々とした草原すべてがキャンプサイトとして利用可能となっており、その敷地面積はなんと東京ドーム約5個分。
東京ドームに行ったことはありませんが、「とにかく広い!」ということは伝わってきます。
平日昼間ということもあって、ほどよい混み具合。(完全に貸し切り状態でも寂しいですしねw)
10~11月は暑すぎず寒すぎない、まさにキャンプをするのに絶好のシーズンですので、休日は凄まじく混雑します。
予約をしておくのは大前提ですが、チェックイン時間よりも早めに着くくらいで来て場所を確保するのも、キャンプを快適に過ごすコツですよ。
充実した設備
ふもとっぱらキャンプ場:施設案内より引用
繫忙期には、広大な敷地を埋め尽くすほどに利用者でいっぱいになるふもとっぱらキャンプ場ですが、設備も充実しているため人が多くとも快適に過ごせます。
設置されている水道からは全て飲料水が出ますので、飲み水には困りません。
また、自動販売機も設置されているので、水以外の飲み物も手軽に入手できます。
お値段も缶が130円・ペットボトルが150円ほどと、普通のお値段な点が嬉しいですね。
トイレに関しては写真のようなタイプのほか、工事現場で見かけるような簡易トイレも多数設置されており、トイレ渋滞も心配無用です。
屋根・水道付きの自炊棟もテーブルと椅子が余裕を持って用意されているため、あいにくの悪天候となっても安心して料理ができます。
買ったばかりの道具を楽しむメンバー
キャンプの楽しみの1つは、買ったばかりの道具をおもいっきり使えることです。
私はキャンプチェア、けんいちさんはカメラを最近買ったので、お互いにそれぞれ楽しんでいました。
上の写真はチャコスタ(火おこし器)で火が起きる様子を、けんいちさんが撮影しているところですね。
「火をつけた着火剤の上に、炭を入れたチャコスタを被せるだけ」という簡単な手順で、あとは自動的に火が起きるチャコスタは、キャンプを驚くほど快適にしてくれます。
ユニフレーム チャコスタIIは火起こしを簡単にしてくれるおすすめ便利アイテムふもとっぱらで撮影したスノーピークの焚火台・ユニフレームのチャコスタの動画はYouTubeにも公開していますので、そちらもぜひご覧ください。
お昼ご飯は焚火台でBBQ(ふもとっぱらキャンプ場は直火禁止)
写真や動画など、撮りたい物をひと通り撮り終えたところで遅めのお昼ご飯スタートです!
ここで1つ、ふもとっぱらキャンプ場で注意しなければいけないポイントがあります。
それは、地面に薪や炭を直接置いて焚火をする直火(じかび)が禁止されているということ。
そのため、BBQや焚火をする場合には焚火台が必須!
私たちは焚火台を持ち込みましたが、ふもとっぱらキャンプ場ではBBQコンロを1台1,000円でレンタル可能です。
大きい焚火台で焼肉とホイル焼きを堪能
お昼ご飯と言いつつ時刻はこの時点で既に午後4時近く…
空腹も限界を超えていたため、お肉をハイペースで焼いていきます!
使用しているスノーピークの焚火台はLサイズですので、ホイル焼きを作りながらでもお肉を焼くスペースに余裕があります。
ホイル焼きは美味しいのですが、火が通るまでに時間がかかるうえ、網のスペースを大きく占有してしまうことが欠点なんですよね。
しかし大きな焚火台ならばそのような点も気にならず、ホイル焼きと並行してお肉を焼き、食べながら完成を待てます!
スノーピーク焚火台スターターセットレビュー|価格と重量も納得の圧倒的な満足感!アルミホイルで枠を作り、その中で作る「ニンニクのオイル焼き」は絶品。
キャンプでは必ずと言っていいほど毎回食べていますが、景色の良い場所で食べると、なお一層美味しく感じます!
帰り道の渋滞に要注意!
デイキャンプのチェックアウト時刻は17時。
遅めのお昼ご飯をお腹いっぱい食べた頃には、もう撤収をし始めなければならない時間に。
139号線を下るルートは、地元の人たちの多くが通勤・退勤で利用されるため、17時頃からは凄まじく混雑します。
私達は17時いっぱいまでデイキャンプを満喫してから帰ることにしたため、渋滞におもいっきり巻き込まれました。。。
渋滞が無ければ新富士インターまで30分ほどで着けるのですが、倍近い時間がかかってようやく到着…
ちょっともったいない気もしますが、まだ車の少ない16時頃に撤収すると、道が混み始める前に帰れますよ。
まとめ
大きな富士山を眺められる最高の景色と、広々と使える広大なキャンプサイト。
充実した設備も相まって、多くのキャンパーが訪れる理由がよくわかります。
ふもとっぱらキャンプ場を利用するのは今回で3度目でしたが、いつ行っても「また来たい」と思わせてくれる、そんなキャンプ場です。
富士山に慣れ親しんでいる静岡県民が感動するほどの壮大な景色を楽しみながら快適に過ごせる「ふもとっぱらキャンプ場」を、ぜひ訪れてみてください。